代償分割とは？要件や相続税の計算方法などわかりやすく解説

代償分割は相続を行う際には非常に重要なポイントになってきます。代償分割を行うことによって公平な相続を行うことが可能になります。代償分割とは一体どのようなものなのか、そしてその計算方法について解説していきます。

■代償分割とは
代償分割とは、例えば不動産を相続する際によく起こることではありますが、不動産のような分割できない大きな財産を相続する際には、相続人間で不公平が生じることがあります。そのような際に、不動産を相続した相続人が、その他の相続人に対して現金などの資産を代わりに渡す、ということを代償分割といいます。この代償分割を行うことで相続の公平さを保ち、相続人間のトラブルを防ぐことも可能です。

■代償分割の注意点など
代償分割を行うには特に大きな要件はなく、相続人間での合意で代償分割を行うことが可能です。代償分割を行う際には、代償分割で資産を支払った相続人は相続財産から差し引くことができ、代償分割で資産を受け取った相続人は他の相続財産と合算することになります。代償分割を行う際には、遺産分割協議書に「〇〇を相続する代償として〇〇を支払う」という形で遺産分割協議書に記載しておくことで代償分割があったことの証拠とすることができます。

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